正当な残業にはきちんと残業代が支払われるべきです。
しかし、そうではないケースも存在します。
正規の就業時間中にわざと仕事を完了させなかったり、残業時間を改ざんしたりして不当に残業代を稼ごうとする社員がいます。
この記事では、残業にまつわる不正行為の疑いがあったとき、どのような調査をおこなえばよいかを紹介します。
Contents
社員が残業代を不当請求するケース
仕事量はそんなに多くないはずなのに、いつも残業になってしまう社員はいないでしょうか。
パソコンに向かって一生懸命業務をやっているふりをして、実は隠れてゲームをしたりネットサーフィンをしたりしている場合があるのです。
後ろに人が来ても、ウィンドウを最小化すればうまくごまかせます。
また、すぐに終わるような簡単な書類の作成でも、キータッチをしているようで全然入力を進めない社員もいるかもしれません。
そんな調子では当然ながら定時を過ぎても仕事が終わるはずはなく、「今日も残業か」と困ったような顔をして会社から残業代をせしめるのは悪質なお小遣い稼ぎです。
また、部署全体がグルになって特に残業らしい仕事もせず業務終了後も居残ってタイムカードの記録を遅らせるケースや、実際は帰宅していた時間に残業をしたかのように残業時間を改ざんするケースもあります。
上司が残業時間を改ざんするケースも
正当な残業であっても、上司が残業と認めず残業時間を記録させない事例があります。
定刻通りにタイムカードを押させて、その後も残業をさせるような場合です。
不正確な残業時間の記録は使用者側が従業員の労働時間を正しく管理できていないとみなされ、労働契約法に基づく安全配慮義務に違反する恐れも出てきます。
経営者の立場からすれば、行政指導や社員からの訴訟につながるリスクを放置するわけにはいきません。
放置していると「残業代が支払われないブラック企業」として、いずれは悪い評判が広まってしまい、結果として会社の信用を失います。
コンプライアンスを重視するなら残業時間に見合った残業代を社員にきちんと支払わなければなりませんから、上司のおこないをとがめるべきです。
タイムカードの記録とパソコンの使用時間の照合
残業代の不当請求や残業時間の改ざんなどがないか調査したい場合、タイムカードに押された記録の裏取りをします。
裏取りをする方法は社員への聞き取りなどもありますが、より確実性が高いのはパソコンの使用状況を調べることです。
例えば文書ファイルを作成する際、保存時にタイムスタンプが押されます。
これをチェックすれば社員がどのくらいの仕事量をどれだけの時間でやったか推測できます。
明らかに就業時間内の作業の進みが悪い場合はただの職務怠慢の可能性が高く、故意に残業して残業代を不当請求しようという意図があるといえるでしょう。
タイムカードは定時に押されているのに、作成された文書ファイルのタイムスタンプがそれよりも遅い時間になっていたり、パソコンの起動時間が就業時間より長かったりしていれば、上司による残業時間の改ざんやサービス残業の強制がなされた可能性があります。
残業時間と残業代の請求が正当なものであるか確かめるためには、パソコンの使用状況を調査してタイムカードの記録と照らし合わせるのが効果的です。
証拠隠滅を図られてもパソコンのログ解析で不正を調査できる
勤務時間中にゲームやネットサーフィンをした痕跡を残さないよう、アプリやブラウザの履歴を消去する社員もいます。
また、作成されたファイルのタイムスタンプはツールを使えば簡単に変更できます。
しかし、残業時間の不正を隠す細工をパソコンに施してもログやデータが残ります。
それを解析すると、パソコンでどのような作業がいつおこなわれたかが詳細にわかります。
ゲームなどの業務に関係ないアプリケーションを起動したことや閲覧したサイトの履歴データ、タイムスタンプの変更ログ、さらには仕事中のマウス操作やキー入力の一つひとつまで、全てパソコン内部に記憶されているのです。
正当な残業がおこなわれているかどうかはログを調べればわかる!
残業について疑わしい点があれば、まずは当事者にヒアリングをするのが先決です。
しかし、もし自覚して不正行為をおこなっているなら、本当のことを素直に語るとは限らず、むしろタイムカードを改ざんしたりパソコンの使用状況を偽装したりして、自分のおこないを隠そうとしているかもしれません。
残業代の不当請求や残業時間の改ざんについての真実はパソコンのログを解析すれば判明します。
確かな証拠をつかむためにはパソコンのログを調査するのがおすすめです。
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